2009年12月30日(水) 【女が階段を上る時】 映画を観た。 50年くらい昔の日本映画。 この日記にしばしば出てくる祖母。 東北ツアーの前日に天国へ引っ越した。 一族最強の強烈なキャラだった祖母。 戦争混乱期を必死に生きた強い女性だった。 というよりは、女手ひとりで娘を守るためにはそうならざるを得なかったんだろ。 どんなにおばあちゃんになっても手が綺麗な人だった。 流行歌やブルーズをクラブで歌っていたらしい。 小さい頃に祖母からきいた話は全部 どんな映画よりもドラマチックで 私の記憶にいまも鮮烈に残っている。 その話をする祖母の表情は懐かしむような、 苦々しいようななんだか不思議な表情だった。 東北ツアー複雑な思いで歌ったステージは いままでのどの歌とも違っていた。 もしかしたらダメだったかもしれないし、客観的にみれなかった。 ただ、きっとライブにぶち当てたのは意味があるんだろと懸命に歌うしかなかった。 自由になった体で聴きにきてくれたかもしれないね。 亡くなってからわかったこと 祖母が銀座でやっていたバーが 高峰秀子主演 『女が階段を上る時』(成瀬巳喜男監督) で使われていたことを初めて知った。 女が生きる為に上る もがきはい上がる象徴。 まさにその階段が 祖母のバーであった。 今日、家族でそのDVDを観た。 数々の裏切りに遭う哀しい女性の話だったけど、 ラストは風と友に去りぬみたいに立ち上がり明日へ向かう。 一回りも二回りも強くなって。 銀座の華やかな街をキモノ姿で颯爽と歩く祖母を見たような気がした。 今日が仕事おさめだ! おさめちゃうぞ! 明日は寒いらしーよ。 風邪気をつけてね。 19:00 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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