不定記「ケ・セラセラ」

2009年06月29日(月)
【さよならは言わないで】
マイケルは本当に死んでしまったようです。
いろんな店でかかるBGMはマイケルばかりでした。

昨日、中野ブロードウェイの喫茶店で隣に座ってたカップルが
「本当は大掛かりなドッキリで葬儀のときスリラーPV風に出てくる」
と大きな声で盛り上がっていました。。。

私もそう思えて仕方ないのです。

年下の友人に「マイケルってそんなに凄いアーティストですか?」
という正直な質問をされたりしました。

マイケル人気絶頂の時、私より少し年上の人のが鮮明に覚えていると思う。

最初に出会ったマイケルは多分、姉の影響で聴いた
「スリラー」や「BAD」あたり。
私の幼少期は日本は 洋楽ブーム、MTV、外タレの来日と
カラフルなアメリカ文化に彩られていたような気がします。
マドンナとかプリンスとか。

TVから流れてきた「スリラー」PVの踊りもみんなで真似したし。
ディズニーランドにも「キャプテンEO」なるマイケルが主人公の
アトラクションも出来て、人気も絶頂でした。
ムーンウォークだってみんな掃除中は練習してた。上履きで。

子供のころは流行ってたし人気者くらいしか思っていなかった。
なんか実際あの人が歌ってるように見えなかったぐらい実感がなく
雲の上すぎてなんとなくよくわかっていなかった存在。

高校ぐらいになるとヒップホップを聴いていたけど
気になっていたのは、曲の元ネタという流れから音楽を遡り始め
古いソウルミュージックにはまりその中でJACKSON5を知ることとなる。

その後、音楽学校のレッスンに自分で選んでいった曲も
「I want you back」とか「I'll Be There」とか。
マイケルのボーカルが信じられないくらい巧くソウルフルで
子供なのにグッとくる歌が大好きで聴いていた。

「マイケル・ジャクソン」と「マイケル坊や」が
同一人物だと分かっていてもどうもつながらない不思議な存在だった
知ったのも 順番逆だったし。
成長する過程で「何があったの?」というのがいつも気になっていた。
相変わらず奇行のイメージやゴシップばかりが彼に纏わりついていた。

二十歳くらいのとき
"HIStory Tour 1996" 東京ドーム公演を姉と行った。
「変人」イメージのまま、本当はあまり気が進まない状態で参加した。
水道橋を降りるとマイケルがいっぱい居てなんか不思議な気持ちになった。

開演まで3 ,40分ぐらい待たされたと思う。
大掛かりな舞台、2階のはじっこの見づらい席、長い待ち時間に
イライラした私は良くない思いを抱いたりしてた(ごめんねマイケル)

長ーいイントロを経て登場したマイケルは米粒ほどの大きさだったけれど
私は泣いてしまった。
まだ歌ってもないのに、ただジャーンと登場しただけで。笑
「スーパースターってこういう人を言うんだ」って思った。

私の言葉の表現の限界ですけど、
ただその人が居るだけで すごい光を放ってるというか
ちょっと斜な見方の良くない観客だったのに。
今でもあの光を越える人はみたことがないです。
あんなダークな影をしょってるのに。

舞台には本物の戦車が登場。道ばたに咲く花を踏み潰そうとしてる
幼い少女が戦車から必死で守ろうとするのですが
その少女の前に歌いながらマイケルが立ちはだかる。
くさーい演出というのは十も承知でしたが号泣。笑

あの景色今でも彼の幼少期にオーバラップしてしまいまた涙が出る。

「HIStory Tour」は彼のキャリアすべての歴史ツアーだったので
照れながらも「ABC」や「I want you back」も歌ってくれた。

やっと「あー、本当にこの人が歌っていたんだね」と繋がった。

巨大なモニターに映る
素早い手足さばき、キレの良いダンス、息切れしないヴォーカル、無駄のない動き。


美化するわけでもなく
ただ私が見た、聴いたマイケルはスーパー素晴らしかった。


プロとしてエンターテイナーとして
もうひと変化していく彼を見たかったです。
本当は「帰ってほしいの」だけど

いろんなものから解放されてどうか安らかに眠ってほしい。


「Ben」大きくなったマイケルのBenもすてき
ビヨンセ、ジル・スコット、ジョージ・クリントン(なぜ)らのコメント

マイケルのそっくりさん、もっと頑張ってほしいです。栗貫のように。
無理か。

14:15


<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。




w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
++新着ブログ記事++