読み物

渡る世間は邪魔ばかり(銀高)
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「お茶、どうぞ」



ビビりながらに茶を差し出す万事屋にして家政婦といっても過言ではない新八。

いつもは騒がしい部屋の中も珍しく緊張感が漂いなんともいえない空気が流れる

それもそのはず、銀時、神楽、新八の前に座ってるのは―‐






「おいおい、朝っぱらから鬼兵隊の皆さんお揃いで何の用だよ。最終回になんのまだ早いんじゃね?」

「最終回って何!?ないから!そんなのないですから!」


すかさずツッコむ新八。そう、目の前にいるのは高杉率いる鬼兵隊で強張る新八に対し、銀時、神楽は二人そろって呑気に鼻をほじっていた。


「拙者達が来たのは坂田銀時、主に言言いたい事があるでござる」


「何言いたい事って」

「晋助と―」

「おらァァァ!坂田銀時!貴様ァァァ晋助様にどんな手使ったか知らないッスけど晋助様といかがわしい関係なんて認めないッス!」



万斉の言葉を遮り銀時に銃口を向けるまた子。それを武市が『落ち着いて下さいまた子さん』と落ち着かせるが『黙れロリコン!』と一喝される


「あー‥」と頭を掻く銀時に万斉は言葉を続けた




「単刀直入に言えば晋助と別れてもらいたいでござる」


そう冷たく言い放ち銀時の眉がピクリと動いた
そしてもたれ掛かっていた身体を起こして口を開いた

瞬間



「黙って聞いてりゃ何好き勝手に言ってるアルか!銀ちゃんをたぶらかしたのはそっちの大将ネ!変な言い掛かりはやめてほしいアル!そっちこそ別れなさいよ!!」


「マジ許せないッス!たぶらかしたのはそっちッス!!」

「シミパンまた子は黙ってるよろし!」

「だからシミなんてないもん!毎日取り替えてるもん!このくそ餓鬼がァァァ!!」


「室内で暴れるなァァァ!!!」






ドンパチはじめる神楽、また子に新八、武市が必死に止める中で銀時、万斉の間には異様な空気が流れていた



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