読み物

贈り物(銀高)
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「何?プレゼント?」


「そうですよ。プレゼントの一つや二つあげたらどうですか?高杉さんに」






いつもの如く寝そべりながらジャンプを熟読していた銀時に新八からの突然の提案
誕生日を迎えるわけでもないのに何を突然という顔で顔を上げる。


「高杉さんには色々とお世話になってるじゃないですか。金銭的なことで」

「そ、それは仕事の依頼こねぇと収入ねぇじゃん食っていけねぇじゃんだから…」
「お金借りてるですよね…銀さんそれ少しはちゃんと返してるんですか?」

「か、返そうとしてっけどあいつが別にいいって…」
「銀さん」




軽蔑したような眼差しの新八に銀時は言い返すことができず言葉を詰まらせる


「ろくに誕生日プレゼントもしてないんですから日頃の感謝も込めて贈るのもありだと思いますよ。…返済もしてないなんてただのヒモじゃないですか」


そのうち愛想尽かされますよ。と痛い処を突かれ銀時は適当に言い訳をしその場から逃げるように家を後にした










―‐



「っだよあのメガネいっちょ前に説教くれやがって…つーかなんでガキがヒモっつう言葉知ってんだよ」


ぶつぶつと文句を零しながらどこに行くわけでもなく町をさ迷う


『プレゼントくらいあげたらいいんじゃないですか?』



‐プレゼントっつったってあいつの欲しいもん分かんねぇよ…つーかあいつ昔から物欲なくね?‐





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