めぃん

ぼんごれぺっとしょっぷ!
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第1話ぼんごれにお客さま。




「あ、いらっしゃいませ、ディーノさん」

「よっす、ツナ。」
とあるぺっとショップ屋を営んでいる
沢田綱吉は客ながら親しみのある
ディーノににこりと笑いかけた。

「相変わらず可愛い動物ばっかりだな、・・・ん?」

はしに目を写すとこちらに背を向けて座っている黒猫を見つける。

「あ、あれは…雲雀恭弥さんって言うんですけど性格がきついとかで、売れ残っちゃって…。」

綱吉がもごもごと話す
ふと、雲雀という猫がこちらを見る。
はたからみたら黒髪の少年に
猫耳と尻尾を生やした容姿だ。


「ツナ!俺こいつを買うぜ!!」


「え、えぇ!?大丈夫なんですか!?雲雀さんが悪いわけじゃないんですけど、性格も荒いしやんちゃ・・・ですよ?」

「やんちゃって、走り回る程度だろ?大丈夫だって、」

「や、ちがうんです!」
「さーて、おいで、恭弥!!」

「ディーノさんお願いきいてぇぇぇ!!」

綱吉の話に耳を傾けずにディーノは雲雀の元に近づき両手を広げる。

「近づかないでくれる?変態。噛み殺すよ」

「ん?」

じっと鋭い目付きでこちらを見ていた雲雀は八重歯がちょこんとみえる唇をうっすら開けてディーノを罵る。
つい耳を疑うディーノ。

「ひ、雲雀さん!なにいってるんですか!
新しい飼い主のディーノさんですよ!」

綱吉が必死にフォローに回るがお構いなしに雲雀は口を開く。

「こんな変態なら要らないよ。僕は綱吉とくらしてるんだから。綱吉以外触らないで欲しいしね」

「な、なっ、すみません!ディーノさん!あ、あの、」

そろりと綱吉はディーノを見る。
せっかく引き取り手が見つかったのに!っと内心泣きべそをかきながら

「気にすんなって、反抗期なんだな」

焦った様子の綱吉ににこりとディーノがいつものきらきらの笑顔で答える。

「よぉーす!ツナ!お使いいってきたぜ!!」

「只今戻りました!!十代目!!」


ちょうどお使いから帰ってきた
このぺっとしょっぷ、ぼんごれ、の
オーナーの綱吉の飼い犬の雲雀と同じく少年に犬耳と尻尾をつけたような容姿の山本と獄寺が玄関から現れる。

その音を聞き付けて奥のへやから
赤髪の少年と青い瞳のまた、少年に猫耳と尻尾をつけたような容姿の二人の男の子がでてくる。しかも仲良くてを繋いで


「獄寺殿!!山本殿おかえりなさい!」
青い瞳の少年が答える

その後ろで赤髪の少年もおかえり、と呟く


「おー、新しい猫も増えたんだなぁ」

なんてディーノは感心しつつ
ちらりと再び黒猫に目をやる。

「まぁ、いきなりでびびってんだよな!俺も明日から海外に、イタリアにもどらないといけねぇから、引き取り手続きと一時預かりしてくれよ!」


またもやキラキラな笑顔でよろしくな、ツナ!なんて言われればツナはいいのかなぁ、なんてうどうどしながらこくりと
うなずく。


「なんなの。ツナヨシ、この黄色い男、人のはなし聞かないんだけど」

雲雀はイライラしたようにギリギリと可愛らしい牙を鳴らせる。

「じゃあな、恭弥!!3日くらいでもどってくるからな!」

金髪をきらきらと靡かせてディーノは
出入り口のドアノブにてをかける。

「いってきます。」

なでなでと雲雀の顎を滑るように撫で、
ディーノはぼんごれ、を後にした。


「・・・・っでぇ!」
玄関をでたところの階段で滑ってこけていたけど。

(ディーノさん相変わらずファミリーの人いないとだめだめだし!)
なぁんて綱吉は思いつつため息を漏らした。














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